Content Preview: rss
940 days ago
940 days ago
ウルトラマンA THE ZERO 第五十章 総力戦 それは過酷な戦いだった。 レナードは、ブラックガロン・サタンモアの二体を相手に戦うのだ。 頼みのアイ・スラッガーを落としたレナードは、それを拾う事も出来ないまま、ブラックガロンの舌に苦しめられていた。すると、身動きの取れないのをいい事に、サタンモアは執拗に彼を鋭いクチバシで突いた。 これらは、彼の体力を確実に奪っていった。 (せめて、相手が一体ならば…) レナードは思った。 しかし、ルナの助けは期待できない。 (もう…駄目か…) 諦めかけたその時だった。 「ギャー!」 突然サタンモアが悲鳴のような声を上げた。 見ると、サタンモアに、どこからか攻撃が加えられていた。 タケダ大尉の部隊である。 「ようッ。この鳥は俺たちに任せて、お前はそいつの方に専念しろ!そいつには、俺も借りがあるんだ。代わりにたっぷり返してやってくれ!」 タケダはそう叫んだ。 本当に通じたのかどうかは分からないが、レナードは大きく頷いた。 それを見て微笑すると、タケダは、 「よしッ。全機俺に続け!こいつだけは、何が何でも俺たちだけで落とすぞ。いいな?」 と、通信機越しに叫んだ。 「了解!」 部下たちの返事が続々と返ってくる。 部隊の戦闘機5機は、隊長機を先頭にVフォーメーションのままサタンモアに正面攻撃を加えた。 「ギャー!」 そんな悲鳴とも雄たけびともつかない金切り声を上げると、サタンモアの体表に開いた穴から、何かが次々と吐き出された。 「何だ、あれは…?」 それは、小型の怪鳥――リトルモアだった。 同じ頃、宇宙では、復活したルナがマゼラン星の恒星間弾道弾と対峙していた。 それは、恐ろしい勢いで地球目掛けて前進している。 ルナは、それに立ちはだかるようにして正面に回ると、 「デュワ!」 ウルトラギロチンを発射した。 歯車状の光の円盤が、恒星間弾道弾の弾頭を目掛けて飛行した。 しかし、命中した途端、それは脆くも砕け散った。 「畜生!傷一つ付いてやがらねぇ!」 「何て頑丈なミサイルなんだ!」 ビリーとアルバートはそれぞれに言った。 しかし、ルナは冷静だった。 それが、クレアと一体化したためかどうかは分からない。しかし、確実にそれ以前の彼とは違っていた。 ...
940 days ago
ウルトラマンA THE ZERO 第四十九章 激突! 同じ頃、ソレイユシティー郊外の造成地では、レナードの予想通りに活動を再開したブラックガロンが、地底から姿を現していた。 あらかじめ、それを待ち構えていたレナードは、 「来たか…」 と呟くと、懐からレナード・アイを取り出した。 いつもどおり、レナードはそれをはめる動作に入ろうとした。 しかしその時、一瞬ではあったが躊躇した。 カレンの無垢な笑顔が脳裏をよぎったのだ。 しかし、レナードは大きく首を振ると、 「デュワ!」 と、叫んでレナード・アイをはめた。まるで、迷いを振り切るかのように…。 黒い光とともに、夕暮れの造成地に、黒い巨人が出現した。 「デュワ!」 レナードは、ブラックガロンの眼前に立ちはだかるようにして立った。 すると、 「ギャース!」 相手も、それに負けじと咆哮した。 そして、次の瞬間、二つの巨体は大地を揺るがして激しく衝突した。 その頃村では、一人取り残されたカレンが、空になった三人の小屋を順番に見て回っていた。 「みんな、いっちゃったのね…」 と、彼女は寂しげに微笑んだ。 そして、暮れ行く西の空を眺めた。 遠くの空を、カラス群れが横切って行くのが見えた。 「あなたたちが羨ましい…。ちゃんとあるんだから…、帰る場所が…」 少女の日に焼けた頬を、一筋の涙が伝った。 同刻、空軍基地。 「あなたの説も、たまには的を射るのね…」 長い廊下を並んで歩きながら、クリスがシュペーマンに言った。 ブラックガロン出現の一報を受けて、やって来たのだった。 「それ、どういう意味?」 「そのままよ…」 二人は、基地の作戦司令室に入った。 すでに、基地司令官やルッツ主任技師、それに多数の兵士たちが忙しく働いていた。 「遅くなりました、司令官」 二人は入り口で敬礼した。 すると、50がらみの彫りの深い、軍服姿の男が近づいてきて、 「私が司令官の、エドガー大将です。お待ちしておりました」 と、二人に敬礼した。 「それで、状況の方は?」 まずシュペーマンが訊いた。 「敵は、前回と同じ造成地に出現しました。目下のところ、黒い巨人が敵と格闘中です」 大将はそう説明した。 「黒い巨人が?」 「ええ。間違いありません」 ...
943 days ago
さあ、今週もこのコーナーがやってきました。今回は「ウルトラマンティガ」から、第48話「月からの逃亡者」をご紹介します。 まずは、ストーリー。 TPC(地球平和連合)は、宇宙開発の一環として、月面上にハヤテ隊長(演:京本政樹)以下100名の精鋭からなる月面基地ガロワを建設していた。 しかしある日、そんなガロワが、何者かの攻撃で突然壊滅してしまう。 そして、その唯一の生存者として地球に帰還した副隊長キシナガは、サワイ総監をはじめとするTPC上層部に対し、基地を壊滅させたのは隊長のハヤテだと証言する。 参謀達がキシナガの言葉を鵜呑みにして、ガロワの一件はハヤテの仕業だと決め付ける中、ガッツのイルマ隊長だけは彼がそんな事をする筈はないと主張し、ガッツに調査をさせて欲しいと申し出る。 こうしてガッツは、ガロワの事件に関して独自に調査を始め、宇宙空間に漂流する宇宙艇を発見する。 しかし、その直後に警務局のヨシオカ長官からガッツに対し、ガロワ事件の調査を中止せよとの命令が下される。イルマが理由を問うと、ヨシオカは「君とハヤテは、訓練センター時代からの同期だ。私情を挟んで捜査に支障を来しはしないか?」と言い、断固としてガッツに調査の中止を求めた。 同じ頃、キシナガは自室でレコードを聞いていた。すると、彼の後ろに「もう一人の」キシナガが… しかし、納得のいかないイルマは、ガッツ隊長としてではなく、一個人として事件の調査に乗り出す決心をする。 すると、そこにムナカタ副隊長以下ガッツの全員が現われ、隊長をひとりでいかせる訳にはいかないと言いだす。 部下を巻き込みたくないイルマは「これは規則違反なのよ」と言うが、対するムナカタは「我々は、規則ではなく隊長を信じて今までやってきた」と言い、「隊長が信じるハヤテ隊長を我々も信じたいのです」と訴える。 その声に心動かされたイルマは、隊員たちと共に調査をする事にする。 そしてその後、ダイゴとレナは、ガッツウィング1号で漂流する宇宙艇にハヤテ隊長を捜索しに向かい、一方のムナカタ副隊長とシンジョウ隊員は、キシナガの尾行調査を開始した。しかし、キシナガはずっとライブラリーで仕事をしていて変わった様子は見られなかった。 ...
947 days ago



